東京近郊のJR東日本の車両





<103系>
101系の後継車として登場した20m4扉車両。
最高速度ではなく加減速性能を向上させ、101系より動力車の比率を下げている。
90年代初頭までは京浜東北線や埼京線・中央線・総武緩行線などの
東京周辺の通勤路線各線で活躍し、国鉄・JRで戦後最大勢力を誇っていた。
しかし現在では後継の205系や209系・E231系の登場により廃車が進み、
JR東日本管内の営業用としては仙石線の4両1編成を残すのみとなっている。







<113系>
113系は先に登場した111系の改良型として登場。
20年以上の長きにわたって増備が繰り返され、
後期になってくると各線区に応じた仕様の車両も多々登場してきた。
現在では車齢が40年前後になる車両もあり老朽化が目立ち、新型車両に置き換えられている。
写真の東海道線では2006年春に全ての車両が引退し、E231系に置き換えられた。





<201系>
国鉄が省エネを目的として開発したチョッパ制御車両で、
また、それまでの国電の伝統とも言えた3枚窓の前面からフルモデルチェンジした。
チョッパ制御を採用したことにより、回生ブレーキが使用可能になり省エネが図られている。
現在では中央線・京葉線および関西地区各線で活躍しているが、
中央線では新型のE233系の登場により徐々に数を減らしている。






<203系>
地下鉄千代田線への乗り入れのために製造された、
アルミ合金製のチョッパ制御車両。
登場時は103系が使用されていたが、抵抗制御だったため、
千代田線内での温度の異常上昇が問題となっていた。
そこで製造されたのが203系で、温度の上昇を防ぐため、
電機子チョッパ制御が採用されている。また、これにより省エネも図られている。
ちなみに当時は営団(現:東京地下鉄)でも同じ制御の6000系ではなく、
抵抗制御の5000系が使用されていたが、103系と同じ理由で同線から撤退している。





<415系・415系1500番台>
415系は111・113系の交直流バージョン、403系の改良型として登場。
この車両は銅製とステンレス製の2種類があるが、制御方式・走行性能は共通となっている。
そのため両車の併結が可能となっている。
現在の常磐線では写真前頭のステンレス製のみが残り、写真後方の銅製車は常磐線から撤退している。
また、2階建て先頭車クハ415-1901も撤退、廃車されている。






<205系>
国鉄初の本格的なステンレス車両として登場。
205系ではコストパフォーマンスが重視され、
当時の主流となっていたステンレス車体を採用している。
またコストが低い且つ回生ブレーキが使える制御方式として、
抵抗制御の改良型の界磁添加励磁制御が開発・採用された。
最初に103系置き換えを目的に山手線に投入され、
以後JR移行後も埼京線や横浜線、京葉線など首都圏各地へと進出した。
現在山手線では後継のE231系500番台に置き換えられているが、
それをきっかけに武蔵野線や仙石線など、更に活動範囲を広げている。






<211系>
111・113系からフルモデルテェンジして登場した新型の近郊型車両。
車体はステンレス製で、前面はFRP製の白いマスクで覆われ、斬新なデザインとなっている。
なお、205系と同じくコスト削減が図られており、
制御方式は界磁添加励磁制御が採用されている。
また、JR移行後には在来線初の2階建て車両が導入され注目を集めた。
現在は東海道線、高崎線、宇都宮線、そして千葉地区でも活躍しており、
それぞれの線区に合わせた仕様の車両が製造・使用されている。








<209系>
JR移行後初の新型通勤型電車で、
これまでのや205系や207系900番台より更にコスト削減が図られている。
制御方式にはVVVFインバータ制御が採用され、
電力の使用量が半分になり、省エネが図られている。
また製造面でも費用を半分に落としている。それ故寿命も半分となっているのが現状だ。
間もなく後継のE233系が登場し、209系は京浜東北線から引退する予定である。





<E217系>
E217系は近郊型としては初の4扉車両として登場。
車内はロングシートが中心で一部がセミクロスシートとなっており、
近郊型と通勤型の2つの用途を持っている。
現在の首都圏では長距離通勤が増加しており、
このスタイルが最も妥当であると言われている。
現在では横須賀線・総武快速線に加えて東海道線でも活躍している。






<E501系>
E501系は常磐線の交流区間でも比較的利用客の多い、
土浦までの輸送力を増強するために登場。
これまでは403系・415系で輸送を賄っていたが、
利用客の増加で輸送力の限界に近づいていた。
そこで登場したのが209系をベースにした、
4扉の交直流通勤型電車であるE501系である。
機器はドイツ・シーメンス社製のものを使用しており、
起動時に「ドレミファ・・・」と独特の音階を奏でる。
近年は後継のE531系の登場により上野口からは姿を消しており、
トイレを増設して機器も国内産のものに更新されている。





<209系500番台>
209系500番台は0番台のストレート車体から、
丸みを帯びて車体幅が広くなっていることが特徴。
なお、走行性能は0番台を踏襲している。
現在は中央・総武緩行線と京浜東北線で活躍しているが、
京浜東北線にE233系が登場することにより、
京浜東北線の209系500番台は京葉線に転属する予定である。




<E231系>
E231系はJR東日本の次世代通勤型車両として登場。
IGBT素子を用いたVVVFインバータ制御方式や、
TIMS(Train Information Management System 列車情報管理装置)の搭載、
走行性能の大幅な向上など、209系に比べて様々な改良が加えられている。
また、それぞれの線区に対応した仕様の車両が沢山登場しており、
通勤型と近郊型の大きく2つの仕様に分かれる。
近郊型は高崎線・宇都宮線・東海道線・湘南新宿ラインで活躍している。
通勤型は中央・総武緩行線をはじめ、山手線・常磐線快速で活躍しており、
地下鉄東西線直通用の800番台も登場している。








<E531系>
403・415系の置換え用として4扉車両で登場。
E231系のデザインと踏襲しつつも、前面のモデルチェンジがなされた。
この車両から車椅子対応のトイレが設置されており、
そのため左右の扉の位置がずれているという変則な配置になっている。
また、JR東日本の普通列車としては初の130km/h運転対応となっており、
上野〜土浦の特別快速を中心に常磐線の列車区間で活躍している。



<E233系 中央線>
E233系は中央線の201系の後継車として登場。
車体幅が大きくなり定員数が増加している。
201系より走行性能も大きく向上している。
E233系はE231系と比較し、電動車比率が高くなっており、
6M4Tの構成となっている。これにより加速性能が向上。
また、この車両は電動車の一部が二重系化されており、
1群が故障しても2群で通常走行が出来るようになっており、
故障に強い車両となっている。これにより故障時の支障時間を短縮できる。
編成は201系同様の10両固定と6両+4両の構成。
6両+4両はこれまで4両が東京寄りに連結されていたが、今回は逆になっている。






<E233系1000番台 京浜東北線>
209系置き換え目的で登場した、京浜東北線用のE233系。
E233系1000番台では6扉車が組み込まれていないことや、
前面の帯の配置が異なることが特徴として挙げられる。
また、客室内の扉上部の画面がワイドサイズとなっている。





<E233系3000番台 東海道線>
東海道線の増備車として登場。
登場当時、E231系が既に製造を打ち切っていたことから、
今回の増備車はE233系へと変わった。
運用は主にE217系と共通の運用となっている。
1編成しか存在しないので、稀にしか見ることができない。